赤ちゃんが自分で水分を摂る第一歩となるストローマグ。
近頃はひっくり返してもこぼれない物が増えてきて、とても便利ですよね。
そんな便利なストローマグですが、いつまで使っていいものなのでしょうか?
ストローマグの目的とは
それは自分で「持って」「飲む」練習をすること。
赤ちゃんはまだ筋肉が未発達なため、「持ちながら」「飲む」という動作は複雑で難しいのです。様々な筋肉を連動させて動かすこの動作は、筋肉を動かす練習になります。
また、水分を摂りたい時に自分で摂るということは、赤ちゃんの「自分でできた!」をサポートし、食への意欲を高めることに繋がります。
お出かけの時にもストローで飲めると便利ですよね
ずっと使って大丈夫?
ストローマグは便利ですが、使用し続けて何か問題はあるのでしょうか?
“ストローマグ 影響”で検索すると、歯医者さんのHPでの注意喚起がたくさん出てきます。
舌の機能発達への影響
ものを飲み込む時、舌は上顎に押し当てるようにして飲み込むのが正しいのですが、ストローの場合舌の前歯の後ろあたりにきてしまいます。
離乳食期にストロー飲みの舌の使い方が癖になってしまうと、上手く飲み込めなくなったり、歯並びが悪くなってしまいます。
歯並びへの影響
赤ちゃんの歯は、舌で内側から押す力と唇で外側から押す力のバランスによりきれいに並ぶようになっているのですが、唇の力が弱いとそのバランスが崩れて出っ歯になってしまいます。
ストロー飲みはコップ飲みと口の形、舌の形が全く異なる
ストロー飲みは口全体で吸い込みますが、コップ飲みは上唇と下唇でコップのふちを咥える形になります。
コップ飲みで上下の唇を閉じることで、正しい舌の位置を覚えるトレーニングになります。
卒業時期の目安は
2歳ごろになると、1日の必要水分量は「体重×100ml」になります。
2歳児の平均体重は12kgなので、1日に1200ml必要となります。
水分は食事から摂ることもできますが、8割は飲み物から摂ります。
ストローマグの容量は200〜300mlが多いので、水分補給が増える夏場の外出時は特に足りなくなってしまいます。
そのため、外出時はストローマグから水筒に切り替えて卒業となることが多いようです。
自宅での水分補給でも、ストローだとコップの様にゴクゴク飲めないので、水分不足になってしまう可能性があります。
2歳以降も使って大丈夫
2歳になったらストローマグは卒業しないといけない、ということはありません。
「持って」「飲む」が出来るようになり、飲む量が増えてきたらコップ飲みを優先させた方が良いですが、臨機応変にストローマグを使用するのはありだと思います。
夜間にお布団で水分補給をしたり、お呼ばれや車内などのこぼして欲しくない場面での使用は全然あり!
我が家でもまだまだストローマグに頼る予定です
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